観戦レポート ペイトリオッツ対ビルズ

レポート:
ペイトリオッツ対ビルズ

開催日:2009年9月14日(月) 7:30PM
都市:フォックスボロ
会場:ジレッットスタジアム
スコア:NE 25 - 24 BUF
観客数:
座席:

Road to Gillette Stadium

ボストンにくるのは、7年連続。
毎年、9月にレッドソックスをフェンウェイパークで見るのが1年で一番楽しみなときだ。
前から、NFLのペイトリオッツの試合は、機会があれば見たいと思っていたが、
数年前は、ヤンキース戦とかぶり、ヤンキース戦を観戦するほうを取った。
今回が、初めてのジレットである。
事前に試合当日は、ボストン市内から球場行きの列車が走っていると調べておいたので、
それを利用する。
時刻表を見ると、サウスステーション発、次がバックベイ。
バックベイの方が、ホテルから近い駅なので、初めはそこから乗ろうと思っていたが、

球場行きの列車

土壇場で、出発駅のサウスステーションから乗ることにした。
まあ、こちらの方が確実に座れると思ったからだが、この判断が数十分後、いい方向にいった。

列車は、2階建てのどっしりしたもの。
トレーラーがあたっても全然影響がなさそうなぐらい頑丈そうだ。
ともかく、サウスステーションからファンが多い。
この駅で、ほぼ満員になった。

 

ファンの中には、既にヘルメットを装備し、奇声を発してる者もいる。
周りの熱気がびんびん伝わる。

置いてかれるファン

さて、次のバックベイでも大勢のファンが列車を待つ。
どう考えても、全員乗るのは無理。
そのまま置いてかれるファンもいた。
さらに驚いたのは、途中駅で待つファンを素通り。
これは本当に驚いた。1本しかない列車でどうするんだろう。

ちなみに、列車の停車駅と予定時刻

South Station 4:10PM
Back Bay 4:15PM
Dedham Corp 4:30PM
Norwood Central 4:35PM
Foxboro/Gillette Stadium 5:15PM

2階建ての列車

全然、遅れて到着。
置き去りにされたファンのためにもう一度戻るのか、と思いきや、
そのまま電気が消えた・・・

 

このまま帰りまで、待機らしい。
下手にバックベイから乗ったら、これなかったかもしれない。

それにしてもこのロケーション。
どうにも形容しがたい光景で、とにかく何もない中にいきなりスタジアムがある感じ。
スタジアムの周辺はすべて駐車場だが、道は1本。
これでは、渋滞確実。

HOW TO GET THE TICKET

チケット

マンデーナイトとはいえ、事前に1枚ならチケットマスターで簡単に買えそうだった。
出発週まで、あったので、これは意外に現地でも買えるか、と、思ったりもしたが、
最終的に、1枚で定価割れしているチケットを見つけたので、ホテル配送で事前手配。

現地で窓口に行ってみたが、当日券はなし。
事前手配で正解だった。
さらに、ダフ屋も居ないし、この場所でチケットを求めるファンも一人も居ない。

ちなみにボストン市内にある、エースチケットというブローカーも行ってみたが、
当日でも1枚180ドルぐらいの価格。
こういうプレミアチケット(リセールチケット)は、改めて、購入のタイミングが大切
なんだとわかった。

それにしても、まだ6時前。
今日は、月曜日で祝日でもない。それでも駐車場は、満杯で、BBQを楽しみファンが多い。
改めて、NFLの人気の高さを実感でした。

GATE OPEN

列車が遅れたこともあり、ファンの流れで、そのまま入場ゲートへ。
まだキックオフまで時間があることもあり、それほど混雑はしていない。
驚いたのは、ここの入場セキュリティの厳しさ。

入場ゲート、長蛇の列

まるで、飛行機に乗る前のような厳重な取調べ(!?)を受ける。
まず、バッグの中はくまなく、調べれた。持ち込み禁止のビデオカメラなど持参したら、
泣く泣く捨てるようなことになったと思う。
海外では使えない携帯電話なので、電源を切っていたが、係員に電源を付けてみろ
といわれ、一度、電源を入れ、本当に携帯電話ということを確認するぐらいの念のいれようだ。

当然、試合開始前の入場ゲートには、ものすごい長蛇の列ができる。
上から見るとびっくりするぐらいの数になっている。

Inside Stadium

ジレットスタジアムもなかなか面白い作りになっている。
両サイドは、アッパーまで、ぎっしりの座席があり、エンドゾーンには、橋のような通路がある。
ここが、両方のスタンドをつなぐ、形になっており、これがなかなか個性的で面白い。
外には、移動するためのスロープがあり、これが長い。
ちょっとこの距離を上るのは・・・と思うようなスロープである。
ロウアー、アッパーレベルとも、コンコースがとても広い。
入場セキュリティは厳しいが、中は自由に動けるので、試合前はいろいろ移動してみた。

ジレットスタジアムのビール

このスタジアムで印象に残ったのは、ビールの種類の豊富さ。
ちょっとどれにしようか迷うほどである。

後は、マクドナルドがいたるところにあり、これはありがたい。

場内を見ているうちに、キックオフ15分前となり、選手紹介、チアガールのダンス。
そしてアメリカ国歌が流れ、気分が高ぶる。
国家斉唱後には、戦闘機が3機、上空を通過した。

PATS FAN

ペイトリオッツのマスコット

ペイトリオッツのファンはとにかく熱狂的だと感じる。
まず、キックオフして最初の5分は、総立ちで、ノイズを作る。
これだけでも圧巻である。
そして、1プレー、1プレーで隣のファン同士でハイタッチ。
これがすごい、というか痛い。とにかく思いっきりたたくのだ。
最も強烈だったのは、ペイトリオッツのマスコットの一撃。
このまったくかわいげのないマスコットのハイタッチが帰国後までじんじん残った(苦笑)

GAME

とにかくすごいゲームになった。
ビルズ優勢の展開。ペイトリオッツが追いかけるという流れが続いていた。
第4クォーターの残り6分にビルズにタッチダウンを奪われ、13対24と絶望的な状態。

ペイトリオッツ ジレッットスタジアム

ところが、残り3分、ここから反撃が始まった。
まず、終了2分前に、タッチダウンで反撃。
そして、残り50秒トム・ブレイディのタッチダウンパスで逆転!

その瞬間は、まさに地鳴りのようなスタジアム。
ビルズも最後、反撃を試みたが、このまま終了。
花火が上がり、スタジアムが揺れる。
スタジアムが揺れるという、生で観戦しないと味わえない
興奮を体験させてもらった。

これだから、また、片道13時間超かけて、ここにきてしまうのだ。

レポーター:M.NAKANO

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