ヤンキースファンがヤンキースのユニフォームを着てフェンウェイに乗り込んだ!

アメリカのスポーツの歴史の中でもヤンキースとレッドソックスのライバル関係は一番だと言われます。
その両チームの対戦。たまにニューヨークにレッドソックスのユニフォームを着て、応援したという日本人ファンの人はおりますが、今回は、なんと、レッドソックスの本拠地にヤンキースのユニフォームを着て行ったファンが登場。さてさて結末は・・・
 

Crazy Yankee Maniaの熱い熱い応援記を語らせていただきます。

場所はフェンウェイパーク、周囲の反対を押し切り、いや自分に素直に、スーツケースにはヤンキースグッツのみを詰め込み、ボストンへ飛び立ちました。
3試合とも、ヤンキースのキャップにデレク・ジーター選手のTシャツに身をまとい、ホテルを出ました。
ホテルから、フェンウェイパークまでは徒歩12分程度でしたが、「Jeter S〇ck!」と数百人に挑発されました。
私も、「Yankee,Go Sweep!」と1回だけ、切り返したら、中指を立てられました。

さて、GAME1(座席はSECTION;61)での一コマです。

フランシスコ・セべリ捕手が、グリーンモンスター超えの特大HRを放ち、ホームベースを踏んだ時に、セベリ捕手がボストンのダッグアウトを挑発したらしく、
バックネット裏~1塁側の観客から猛烈なブーイングを浴びせられていました。

これが、GAME1での騒動の発端でした。セベリ捕手の次打席の1球目、ジョン・ラッキー投手が故意に当てにいきました。
すかさず、ロスチャイルド投手コーチがベンチを飛び出し、クルーチーフの3塁塁審に猛抗議。

退場宣告を受け、続いてジラルディー監督も猛抗議、またもや退場宣告。
これに怒りを露わにしたヤンキースファン10数名が最前列まで詰め寄り、3塁塁審にブーイングや侮辱的な言動をとる始末に発展しました。
気付いたら、私もその集団の中にいました。

自分の座席に戻り、数分後、球団セキュリテーと警官が次々に現れ、悪質なヤンキースファンが連行されました。
そして、まさかと思いましたが、私も肩をたたかれました。

事務所で話があるとの主旨でした。10数名が集められており、次々に退場を宣告されていきました。まさか自分もかと腹をくくりましたが、
F〇ck!とは言っていないな?そして、バナー(応援メッセージを書いたボードを指す。)を掲げるのは数秒にしろ!とだけ注意され、座席に戻してくれました。
生還者は1名だけ、つまり私だけでした。

GAME2(座席はSECTION34)では、バックネット裏とダッグアウトの中間に位置するSECTIONであったため、見渡す限り、レッドソックスファンばかりでした。

そして、前列はスキンヘッドの2人組、隣は3人のグループで試合開始前から、ビールを飲みまくりで、かなりハイテンションでした。
数秒だけ考えましたが、ここでもバナーを数十回掲げました。幾度か、固い物体が背中に当たりました。

軽度ですが衝撃を感じましたが、振り返る勇気はありませんでした。

すると、またまた球団セキュリティーが現れ、ロッジボックスの連中が挑発しているから、背面をGrand MVP Adrian!(エイドリアン・ゴンザレス一塁手を指す)に直せ!
っていうのは冗談だが、回数を控えて欲しいとやんわり注意されました。

隣席の方ともお話をしましたが、「日本から来たんだろう?日本人は大人しく松坂とかを見てるぞ。お前は変わった奴だな。2003年前後だったら、ボコボコにされていたぞ。
今もだけどな、っていうのは冗談。気に入ったから、ビールおごってやる。」

等からかわれ、アメリカンジョークだよと肩を揉まれました。

今回のフェンウェイパークでは、このアメリカンジョークというのが全く理解できず、固まってしまうことが数回ありました。

3試合連続で、ヤンキースの十年来のキャップに、デレク・ジーター選手のTシャツを身にまとい、A2サイズのバナーを掲げていたら、当然かもしれませんが・・・。

GAME3(座席はSECTION51)では、Come on!等大声で声援しつつ、隣席の方々とは適度に会話する程度で、試合観戦に集中しました。

3日間のアメリカンリーグ東部地区首位攻防戦でしたが、試合内容も濃く、声を嗄らして、大好きなヤンキースを応援しました。

MLB中継をされている某局の解説者は、「フェンウェイパークで、ヤンキースの格好をしている人はまずいないです。いたとしたら、相当の人ですね。」等何度か話されて
いましたが、アメリカ人どころか日本人が思い切りやってますと伝えてあげたいです。

最後になりますが、決して、喧嘩を売りにボストンに行った訳ではありません。自分に素直に!それだけです。そして、来年のこの時期の同一カードは、
死ぬまで観戦しにいきたいと思っております。

言うまでもなく、復路のフライトは疲労困憊で、ひたすら寝ていました。そして、頑張ったご褒美でしょうか?

デレク・ジーター選手、アレックス・ロドリゲス選手(こっそりと2球)からサインを頂戴しました。

地元の方が、フェンウェイのサインポイントまでナビゲートしてくれました。

ボストンはフェンウェイパークだけでなく、ブリティッシュな街並みもとても綺麗です。

私はボストンの観光大使でもなんでもありません。

乗り継ぎ必須のロングフライトですが、お勧めの都市です。来年はフェンウェイパーク開場100周年、盛り上がること間違いなしです。
観光も兼ねて、是非、訪ねてみてください。

観戦者:Burnie-#51ny

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