会場編
情報サイト「ウォーカーズ(http://www.walkerz.info/)」のスタッフが取材してきた内容を中心に、ご紹介します。
アクセスについて
地下鉄グリーンラインのケンモア駅(Kenmore Station)下車。駅からは5分程度。
試合当日は、球場へ向かう人の流れができているので、地元の人について行けば、迷わずたどり着けます。
また、球場の周りにもいくつかホテルもあるので、宿泊場所によっては、徒歩でもOK。
スタジアムに行くのは、TAXIでは渋滞のため高くつきます。
球場周辺の様子
他のメジャーの球場のように、周りが駐車場で、いかにもスタジアムといったものがドンとたっている・・・と思ったら大間違い。
やがて5年後に100周年を迎えるメジャー最古の球場は、ボストンの街並みに溶け込むように建っています。
ヤンキー・スタジアムやセーフコ・フィールドみたいに、だれもが一目見て「どこどこの球場だ」とはっきりわかるような外観の写真を撮るのが難しい球場です。
球場の周りには、チーム関連のグッズを売っているショップや、スポ−ツバー、レストランなどがあります。
ゲート・オープン
ゲートが開くのは、試合開始の約2時間前。このうちゲートAとゲートDのあるYawkey Way(ヨーキー・ウェイ)はこの時間になると封鎖され、通りそのものが巨大なゲートとなります。
そして、通りと向かい側にあったショップを含めた空間が、「球場内」になります。もともと古い球場、狭いゲートだったのを、なんとかして、広くしてお客さんを捌くスピードを早くしようというアイデア。
新しい球場を建てるより、なんとか知恵をふりしぼって、この歴史あるフェンウェイ・パークを最大限活用していこうという、人々の「愛」を感じます。
(ウォーカーズ フェンウェイ・パーク周辺のページ http://www.walkerz.info/information/bos/redsox/outside/index.html でメニューの中の「Yawkey Wayの封鎖」をクリックされると、その様子をグラフィカルにご覧いただけます。)
スタジアム・ツアー
大半のメジャー球場がそうですが、ここフェンウェイ・パークでもスタジアム・ツアーが行われています。
ガイドさんの話(英語です。歴史的なこと、トリビアっぽいネタなど盛りだくさん)を聞きながら、普段入る事のできないプレスルームをはじめ、パビリオン・クラブ、グリーンモンスターなどをまわります。
毎日午前9:00〜午後4:00(試合のある日は開始の3時間前まで)1時間ごとにスタートします。
日程に余裕があれば、ぜひ参加されると良いでしょう。球場に関してより理解が深まり、観戦の楽しみがアップします。
料金:大人$12
食べ物
まず、有名なのはマリナーズのイチロー選手もお気に入りの「フェンウェイ・フランク」(FENWAY FRANK $4.00)。
一見ホットドッグのようですが、パンの生地が違うし、なんてたっておいしい。
また、売店じゃなく席で売り子さんから買った場合、他球場のホットドッグだと銀紙に包まれたものを渡されるだけだが、フェンウェイ・フランクはボックスの中で、パンとフランクが2段に別れて保温されており、注文を受けてから目の前で組み合わせて売ってくれるというのも、ちょっと変わっててびっくり。
売店は、1階、2階数ヶ所にあるが、最大のものはビッグ・コンコースと呼ばれるブリーチャー下の広い空間。たくさんのお店が集まっているので、何でも好きなものを選べます。(参考:http://www.walkerz.info/information/bos/redsox/inside/food_shop/1.html)
- アイスクリームはカップやコーンの入ったものもありますが一番人気はお土産用のヘルメット型カップ入りのもの。4〜5ドル。(写真08,09)
- ポップコーン、ピーナッツ、クラッカージャック (約4ドル)
- ソーダ(スーベニアカップ入りあり。4〜5.5ドル)
- ビール (7〜8ドル)
- ミネラルウォーター(3ドル)。
- そのほか、ピザ、ハンバーガー、チキンミール、フライドチキンサンドイッチ、など盛りだくさん。
また、ホーム付近スタンドの下にボストンで人気の「リーガル・シーフード」のクラムチャウダー(7.5ドル)を売っているところがあり、ここも大人気です。
ただ、古い球場ゆえ、通路も狭く、最新の球場に比べたら売店の数も十分とはいえないでしょう。
そのため、ゲーム中にこうした買い物に出かけたら席に戻るまでかなりの時間を要します。試合に集中したいなら、買い物はなるべくプレイボールまえに。
これがリミテッド・ビューだ!
球場にはリミテッド・ビューまたはオブストラク・トビューと呼ばれる席があります。観戦するにはやや困ったもんだ・・・といった感じの席です。
原因は大きく分けて、柱と通路。では、一つずつ見ていきましょう。
1 柱について
ここ、フェンウェイ・パークや、シカゴ・カブスのホーム、リグレー・フィールドは非常に古く、スタンド内の鉄柱によって2階席や屋根が支えられています。ちょっとオドロキです。実際に影響が出る席は、1階後方の「インフィールドグランドスタンド」と「アウトフィールド グランドスタンド」です。(参考:http://www.walkerz.info/information/bos/redsox/inside/view/1.html)
2 通路について
ここで問題になるのは、主にロッジボックスの前から1〜2列の席。この、フィールドボックスとロッジボックスの間の通路が狭い。ヤンキースタジアムもそうですが、フェンウェイ・パークは、さらに狭い。で、どうなるかというと、試合が始まるとここに、売店やトイレに行き来する人の波ができる。これらの現象は、ヤンキースタジアム、リグレー・フィールドなど、古い球場に見られるもので、 シアトルのセーフコフィールドなど新しい球場では、そのセクションの先頭が観戦に 不向きなどといったことは、ほとんどありえません。
(参考:http://www.walkerz.info/information/bos/redsox/inside/view/2.html)