マスターズは、本戦は基本的には、バッジ(プラスティックでできたカードのようなもの)となり、これは、4日間を通してのみ発行されます。
そのため、私たちのようなビジターファンは、バッジを借りて観戦することになります。
この借りるというのがポイントで、マスターズ観戦を難しくしている大きな要因ですが、心構えとしては、チケットと違い借りて返すというイメージをまず持ってください。
では、実際どのように借りて返すのか、ここが一番分かりづらいところですね。
おおよそ日本から観戦に行く場合は、ブローカーに頼む形となります。 マスターズの時期になると、多くのブローカーがゴルフ場周辺の家を借りて、そこで、バッジの売買、受け取り、返却を行います。
そのため、ゴルフ場から徒歩20分圏内には、各ブローカーがフラッグを掲げています。
アメリカには、星の数ほどブローカーがあり、早い時期申し込みをすると、仲介の会社に頼む形になることもあり、受け取り場所などの住所がわかるのは、開催日の直近になります。
その住所に開催当日の午前七時頃に受け取りに行くのですが、レンタカーにナビがないと難しいようなところもありますので、その点は十分注意しましょう。
当日の時間のない中だとどうしても焦りがちになり、慣れない場所は見つかりづらいです。
出来れば前日までに下見ができるといいと思います。 マスターズの本戦のバッジはなかなか前日までには受け取らせてもらえません。この辺は頭にいれておくといいと思います。 バッジは必ず返さなければいけません。 そのため、購入時に4000ドルから6000ドルのデポジットが仮チャージされます。このデポジットはクレジットカードに仮チャージされますが、最低でもこの金額の枠がない場合は、ご自身でアメリカのサイトから購入するのは難しいです。 なぜこのような多額のデポジットが必要かというと、バッジは4日間通して使えるものとなり、ブローカーは毎日他のお客に貸し出しをするため、1日だけの観戦でも万が一戻ってこない場合は、4日間分をチャージしないと他のお客に貸せないだけでなく、大きな損害を被るため、このような処置を取る形にしているようです。 返す時間は、最終組が終わり、おおよそ午後8時までがデッドラインです。明日でいいやは通じませんので、どんなに疲れていても必ず返しにいかないと本当に痛い目にあいます。 ここまで厳しく書くのは、マスターズの外側で行われるバッジを求めるブローカーの数が他のイベントとは全く異なり、それこそ、開催日直前になると数分ごとに価格が変わります。 驚くべきは、初日の午後3時でも800ドルしていたという事実です。 午前中で目的の選手を見終えたファンが戻したバッジをすぐ売り、利益にするというのがマスターズのバッジです。 十分、理解した上で自身で買いましょう。
本戦はバッジを借りるのですが、練習ラウンドは、その日、その日でチケットが発券されます。そのため、出発前に日本で受け取れることもあります。 練習ラウンドは、月曜日、火曜日、水曜日とあり、水曜日の午後はパー3コンテストでマスターズに出場する選手のプレーが間近で見れます。 写真も撮りたい放題なのがこの練習ラウンドの3日間。 思う存分、自分の好きな選手の写真を撮りましょう。 その代わり、本戦では絶対ダメです。 気を付けましょう。